このカメラは昔 カメラのキタムラのカウンター内に飾られていました 売り物ではなく しかもシャッター幕の切れたジャンク品でした 当時の店長さんとの交渉の末 相応の中古カメラを購入すれば おまけで頂けるとのことで OM4Tiとワインダー付きのペンタックスLXを秘密裏に月賦で買いました[奥方が僕のカメラ集めに今ほど協力してくれるとは思っていなかったのです] まだまだ中古カメラが高価だった頃です その後当時安い修理で名を馳せた 横浜の修理屋さんに相談したところ 「キヤノンのAシリーズのジャンクを持ってきてくれれば12000円で治します」 そこで手頃なAシリーズのジャンクを探すのに約一ヶ月 修理に一週間 やっと写真の撮れるニッカを手に入れることができたのでした 考えてみればたった一度フィルムを通しただけですが 今でも元気にシャッターが切れているのは言うまでもありません

ニッカの前身 光学精機[株]は旧大日本帝国陸軍御用達のメーカーでもあったそうで ニッポンカメラと名付けられたライカⅢ型のコピー機を1941年~42年にかけて軍に納入したそうです 戦後1954年から製作されたこの3-S型はニッカの中では最もポピュラーな機種で生産量も多く 価格も安価です 通常は5cm/f2が付いたモノが多い様ですが 何故か装着されている5cm/f3.5の方が価格的評価は高いです しかもエルマーのコピーと思われる沈胴式のモノとレンズ構成は同じとのことなので こいつもトリプレット型なんでしょうね 我が家にはまだまだトリプレット型のレンズは沢山有るのでしょうが 世の中には下記のとおり聞いた事も無い名のレズも多々有る様で H先生より掲示板に ご投稿いただいた一文を先生のお許しを得て転載させていただき 三枚玉物語をひとまず 完 といたします
[中略] エディクサについている イスコのイスコナール アグファについているシュナイダーのラジオナー アーガスのチンター ボルシーについてるウォーレンサックのアナスティグマット イスコはシュナイダーの子会社で今もご健在 シュナイダーの下位機種の位置付けで、写りもラジオナーの方が上ですね へたなテッサーよりも上のときがあります。
アメリカ系のカメラには三枚玉がいっぱいありますね チンターは収差も少なく大好きな写りです ただ使いづらい…。ウォーレンサックは中心部の解像力はさすがハリウッドの目 主役の顔だけきれいに写ってればってことでもないでしょうけれど。